|
ドイツの馬券(Wettschein)はマークシートで買うことができます(年配の方で口頭買いしてる人も偶にいますが、これは最早例外)。
基本的に現場競馬場の馬券のみ扱っており、他場の馬券は場内にある専用窓口かブックメーカーエリアで購入することになります(他場用マークシートは別項参照)。 |
◎ | マークシートの記入欄 |
① | Rennen: レース番号 | ||||||||||||||||||||||||||||
② | Einsatz: 1点当りの賭け金 | ||||||||||||||||||||||||||||
③ | Wettart: 馬券の種類 | ||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||
④ | Pferde-Nr.: 馬番号 | ||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||
⑤ | K: Kombi(コンビ) | ||||||||||||||||||||||||||||
基本的にボックスで買う場合に使用します。ただ使い方にいくつかヴァリエーションがありますので、下記の「K(コンビ)のいろいろな使い方」をご参照。 | |||||||||||||||||||||||||||||
⑥ | Anzahl der Markierungen | ||||||||||||||||||||||||||||
馬番をマークした数を塗り潰すのですが、無視しても問題ありません。偶に窓口の人がここを塗れと指示することがありますが、その時はよく分からない顔して塗ってもらえばいいでしょう(私は自分で塗ったことないです)。実際この欄が存在する意味はよく分かりません。 |
※ | ミュンヘンのマークシート |
主要競馬場の中では、何故かミュンヘンだけ独自のマークシートを使ってます(さすが分権主義の強い土地柄…)。 記入方法は記入欄の配置が違うだけで基本的には同じですが、単勝・複勝は2ユーロから、2連単以上は1.50ユーロからで、 「Anzahl der Markierungen」は塗れと言われます。またこのマークシートはそのまま馬券になります。 馬券としてはとてもサイズが大きいですが、折り曲げたりしないように気をつけましょう。 | |
※ | 他場開催用のマークシート | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
他場開催の馬券は専用窓口か場内のブックメーカーエリアで購入することになります。
この参照例は専用窓口を設けている競馬場(全ての競馬場にあるわけではない)で
使用されいてるもので、他国のレースも扱う私設ブックメーカーでは各々異なるものがあります。 専用窓口用のものには各競馬場の略記号が記載されており、該当の競馬場欄を塗り潰します。 ブックメーカー用では大抵競馬場番号を塗る欄があります。競馬場番号は施設内のどこかに 貼り出してあります。 |
〔他場開催用の競馬場略記号欄〕 Trabrennbahn: トロット競馬場 Galopprennbahn: ギャロップ競馬場 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
〔ギャロップ競馬場略記号一覧〕
|
◎ | K(コンビ)のいろいろな使い方 |
K(コンビ)は基本的にボックス買いの考えで使用しますが、それを少し応用した使い方も可能です。 以下、3連単を例に比較的分かり易く便利な方法を紹介します。 |
<シンプルなボックス買い> |
K欄のみを使い、予想した馬番を塗ります。例のように塗った場合、当り目は以下の6通りになります。 | |
1-2-3 1-3-2 2-1-3 2-3-1 3-1-2 3-2-1 |
<1着を固定し、2、3着をボックス買い> |
1着欄の馬番を塗って1着の軸馬を固定します。2、3着を空欄にしてK欄を塗ると、K欄の馬番は2、3着の中でボックスの組み合わせとなります。例のように塗った場合、当り目は以下の6通りになります。 | |
1-2-3 1-2-4 1-3-2 1-3-4 1-4-2 1-4-3 |
<1着を固定、2、3着に必ず来ると予想する馬を決め、残る2、3着をK欄で組み合わせる> |
1着本命を決め、手堅い対抗馬を2、3着に固定して、残る馬をK欄を使って流すことができます。例のように塗った場合、当り目は以下の6通りになります。 | |
1-2-3 1-2-4 1-2-5 1-3-2 1-4-2 1-5-2 |
◎ | 馬券の購入と払戻し | |
マークシートの記入ができたら、場内の購入窓口に行きましょう。日本の場外馬券場のような金額単位毎の指定はなく、
ブックメーカーエリア以外の窓口ならどこでも購入できます。自動発券機は現在のところありません。
馬券は感熱紙の薄い紙なので、折り曲げたり破いてしまったりしないように気をつけましょう。 的中馬券は購入窓口で払戻しします。的中馬券と次のレースのマークシートを同時に渡し、 差額で馬券を購入することも可能です。 |
|